1978-03-23 第84回国会 参議院 大蔵委員会 第6号
したがいまして、間接資料があり通税の懸念があり、そういう資料をずうっと積み重ねてまいりまして、さて特定のたとえば大倉眞隆という人はおたくに預金がありますかと、こう言って調べるわけです。株の場合でも大倉眞隆という名義でことしこれくらいの売買があったというふうに思うけども、そこを調べたいということで調べておるわけです。そういう意味で執行が非常にむずかしい。
したがいまして、間接資料があり通税の懸念があり、そういう資料をずうっと積み重ねてまいりまして、さて特定のたとえば大倉眞隆という人はおたくに預金がありますかと、こう言って調べるわけです。株の場合でも大倉眞隆という名義でことしこれくらいの売買があったというふうに思うけども、そこを調べたいということで調べておるわけです。そういう意味で執行が非常にむずかしい。
税務の場合におきまして、そういう間接資料ばかりでなく、いろいろな資料につきましては、大変神経をとがらして税務当局は見ておるわけでございまして、そういった資料を追跡いたしましてこれを見直していくということは当然の任務でございます。そういった間接資料が前もって世間に流布されておったから調査が非常にやりにくかったとかなんとかいうようなことは、私は聞いておりません。
ただ、私が一番簡単な解決の方法といたしまして、まず最初にお願いいたしたいのは、われわれは田中さんのケースが雑誌ジャーナリズム、新聞ジャーナリズム等を経て世間に持ち出されたときに、われわれは税務当局といたしまして、こういう間接資料が出た以上はやはり再調査すべきであると、早速再調査をいたしておるわけでございます。
なお、御承知のように、一部には、税務署に当初の調査の際に、帳簿の経理上拒否いたしましたり、あるいは集団でもって調査妨害をした、こういう例もございまして、そのために第三者の間接資料をとって調査をしたような場合、これはいわゆる筋から申しましても、閲覧させられないというような事情もあるように思います。
したがいまして、われわれといたしましては、いろいろ間接資料によりましてこういった経費が大体使われたことは確かであろうという心証をもって検査をせざるを得ないということに相なろうかと考えております。ただ、先ほどお話がございましたように毎月幾らというようなことで調査官に一定額を前渡しているというようなことは、最近はないものと私どもは考えております。
ただ、この経費が経費の性質上非常に調査が困難な点はもちろんでございますが、実際の予算の目的を逸脱していないか、あるいは実際に支払おれているかどうか、それが金額が適正であるかどうかという点につきましては、いろいろの間接資料によりましてできる限りの調査をいたしておるわけでございます。
どうしてもわれわれの方としては、間接資料なりを整備しまして、そうして売り上げがあるか、あるいは仕入れがあるか、はっきりしたほかの方の資料から固めていかなければならないわけです。そこにわれわれ税務官吏の苦労もあるわけだと思います。従いまして、いろいろな青色に対する批判もあります。
従いまして、われわれとしては、やはり単純に帳簿の上に出た数字だけでなくて、間接資料とか、そういうものも十分調べまして、そうしてその記帳の正しいか正しくないかという点を調査する必要はあろう、かように考えております。
会社の中には、やはり間接資料から調べてみますと、相当その帳簿記帳の中にかなりずさんなといいますか、わざと故意に売り上げを抜かしたり、あるいは仕入れをふくらましたりという事実は幾つか出ております。従いまして、そういう事実のあることも頭に置きながら調査をしなければならぬということは、われわれとしては考えなければならぬことだと思っております。
○渡邊説明員 私も、いろいろな事例があろうと思いますし、具体的によくまだ聞いておりませんが、帳簿を調べてみまして一番問題が出てきますのは、帳簿自体の中のつけ違いという問題よりも、たとえばいわゆる間接資料とわれわれ呼んでいますが、売却先を調べてみる、仕入れ先を調べてみる、あるいは運送店を調べてみる、そういったような幾つかの間接的な調査をして、そこで売却先を調査しますと、売却先の方からは確かにこれだけその
○平田政府委員 御指摘のように、特別調査班でどういう納税者を調査の対象にするかということは、これは非常に重要な問題でございまして、何でもかでもというわけにはいかないので、やはりいろいろな間接資料によりまして、普通の調査ではなかなか簡単に実相がつかめないというような人で、しかも税務署所管の中でも、どっちかと申しますと所得金額が相当多い方を選ぶというような配慮が今加えられております。
○村山説明員 少し繰返すようになりますが、非常にニユアンスのあるといいますか、ニユアンスが少しずつかわるような御質疑かと承りましてお答え申し上げますが、初めからこの人間の所得が給与所得であるということがおよそ別の資料でわかつておる場合には、たとえば請求書によつてわかつておる場合には、作業場があろうと、それから使用人があろうと、これはいわば間接資料でありますので、これは妨げになるわけではないわけでございます
○村山説明員 これはやはり事実判定の問題といたしましては、一般的にはかなり有力なる間接資料だと思つております。
あるいは税務の形で調べるとか、あるいは、今申し上げたように、いろいろ間接資料の入手に努めることによつてできるだけの調査はいたしました。その過程において、これらの資料をできるだけ分析し、結論をすみやかに出すように努力いたして参つたのであります。
大体の見方といたしましては、我々の言葉で申します間接資料を收集いたします。先ずそこの取引先は一体どこか、そして取引先の帳簿につきまして売買いその他の資料を集めます。
しかして先ほど税務署の調査と申しましたのは、各税務署が個々の納税者について、できるだけ多数の方について実額の調査をし、または間接資料その他によつて資料を收集いたしまして、それによつて調査したところのものをさすのでありまして、業種によりまたは地域により、何らかのパーセントをもつて指示するということは絶対いたしておりません。
その選択する方法としては、たとえば間接資料であるとか、その他各種のデータを集めておりますので、そういうふうなものを基準にして納税者の選択をして、そして最も漏れの多そうな、最も申告が信頼できぬと思われる方について、できるだけ徹底した実額調査をして行きたいと考えております。
従つてたとえばどうもその人の帳簿だけによつたところでは、売上げが五十万円しかない、しかしながら間接資料その他から推量すると、どうもこの五十万円は非常に少いよう患われる。
しこうして調査の充実によるところの所得の増という面は、それはちよつと私どもにも見当はつきかねるのでありますが、今まで調査が行き届かなたかつために漏れておつたというものが、間接資料その他直接の調査等におきまして、漸次把握されて参りましたことは事実であります。
これを全部脱税者として摘発するということは、これは当を得てないことはよく御了解願えると思うのでありますが、私どもといたしましては各般の間接資料を収集いたしまして、どの人が一番脱税の可能性が多いか、又嫌疑が多いかというふうなことを絶えず調査いたしております。
その方法といたしまして、まず九月中に間接資料の収集ということをいたしました。これは大体年度内に本年度約四千万件くらいの資料の収集をいたしました。各納税者についてある程度の取引の資料その他の帳簿がはたして正確であるか、売上げについて漏れがないかということを知り得るところの資料を必ず持つて、調査に臨むということをいたしたのであります。
それからその次の点は、調査の歩合は四%でありますが、何とかして直接の調査ではなく間接資料によつて税額を殖やして行くということも、これ又非常な努力をしておるのであります。と申しますのは第三者の通報も相当沢山あります。それから取引関係についてのいろいろな資料について、やはり提出の義務を命じておる点が相当多数あります。それらは一年に一億三千五百万の資料が集まつております。
たとえば店の商品のあり高の状況でありますとか、あるいは使用人の数でありますとか、あるいはまた店構えの大きさでありますとか、その他いろいろな間接資料は十分に整えております。それらのことによつてある程度推定を加えたところの決定をせざるを得ない現状でございます。